地名の由来 — 痕跡の記録
地名は、その土地が何だったかの記録であることが多い。読めない地名や、字面の怖い地名ほど、由来をたどると地形や水や災害の記録に行き着く。この欄には、そうやって由来を確かめた記事を置いている。
地名の由来が怖い、は本当かでは、蛇・窪・塚といった字が何を指していたのかを大阪の実例で確かめた。水害と地名の関係では、さんずいの付く地名が地形の記録である理由を書いている。ただし、どちらも地名だけで危険を断定してはいない。土地の危険を知りたいなら、見るべきはハザードマップである。
地域別には東京、奈良、福岡がある。大阪については、読み方から入る難読地名、並べたら全部が水際だった話、埋め立てられた15本の堀を置いた。
書き方の決まりが一つある。自治体の資料や地名辞典で確認できた説だけを載せ、裏づけが取れなかったものは「取れなかった」と書く。事典どうしが食い違っているときは、どちらかを選ばずに食い違ったまま並べる。地名の由来は、もっともらしい語呂合わせがいくらでも作れてしまう分野だからである。
- 福岡の怖い地名の由来 — 筑紫・香椎・水城は何の記録か(2026-09-02)
- 奈良の怖い地名の由来 — 京終・蛇穴・地獄谷は何の記録か(2026-08-26)
- 大阪の堀は、掘った土で街を上げ、空襲の瓦礫で埋め戻された(2026-07-29)
- 大阪の地名を並べたら、全部が水際だった — 福島・曽根崎・野田・九条(2026-07-29)
- 東京の怖い地名の由来 — 蛇崩・鐘ヶ淵・泪橋は何の記録か(2026-07-29)
- 大阪の難読地名の由来 — 喜連瓜破・放出・杭全は何の痕跡か(2026-07-15)
- 地名の由来が怖い、は本当か。大阪の実例で確かめる(2026-07-07)
- 水害と地名の関係 - 「さんずい」地名は本当に危険か(2026-07-07)