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神奈川台場跡(海に突き出た扇形と、鍵を借りて見る石垣)|何があった場所か

自治体史・公的アーカイブ・碑文や現地の掲示など、一次資料で内容を確認済みの情報です。
位置精度: 町域 / 最終確認日: 2026-09-14

横浜市神奈川区は、旧街道をはずれ、滝の川に沿って海に向かい、JR貨物線に突きあたる辺りが神奈川台場跡であると記す。同じ案内は、開港当時ここに大砲が置かれ、港を警備していたとする。当時の台場は面積約八千坪の海に突き出た扇形だったという。いま同じ場所に立っても海は見えない。

区は、江戸幕府が伊予松山藩に建設を命じ、勝海舟の設計で海防砲台を構築したと記す。約七万両の費用と一年の歳月を費やして、万延元年(1860年)に完成した。そして明治32年(1899年)に廃止されるまで礼砲用として使われた、と区は続ける。礼砲は、外国の船や賓客を迎えるときに撃つ空砲である。

台場を築くための土がどこから来たのかも、区の資料は書いている。神奈川宿歴史の道の案内は、街道の北側にひときわ高い山として絵図に描かれてきた権現山が、幕末から明治にかけて削り取られ、その土が台場や鉄道用地の埋め立てに使われたと記す。

区は、埋め立てが進み、現在では石垣の一部のみ見ることができると記す。その石垣を間近で見るには手続きがいる。神奈川区は神奈川台場遺構見学用の鍵を貸し出しており、横浜市電子申請・届出システムからの申請を、システムの利用が難しい場合は借用申請書の郵送・ファクスによる申請を、借用開始予定日から原則1週間前までに行うよう案内している。鍵の受取と返却は神奈川区役所区政推進課企画調整係で、見学時間は原則として9時から16時45分までとされる。区は、横浜市中央卸売市場本場の運営の妨げとなる行為を行わないことや、遺構と周辺施設を汚損・毀損しないこと、ごみを持ち帰ることを条件に挙げている。

神奈川台場跡(海に突き出た扇形と、鍵を借りて見る石垣)の位置を示す地図
この地点の地図(地理院タイルに地点を加筆)

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