🗺 痕跡マップをひらく
調べ方ガイド

大島てるをスマホで見る方法|炎マークの読み方と確認するときの注意点

スマホで開いたら「住所を指定して移動」に住所を入れ、炎が個別に分かれるまで拡大して選ぶ。開いたら日付・住所・本文・投稿年月日・コメントを分けて読む。炎の数や有無で地域を判断せず、投稿は新聞や公表資料で確かめ、告知の有無は不動産会社に質問の形で聞く。

2026-07-07 | 執筆・編集:痕跡マップ編集部
目次(9項目)

まんがで読む

大島てるをスマホで見る方法|炎マークの読み方と確認するときの注意点 まんが解説 1ページ目大島てるをスマホで見る方法|炎マークの読み方と確認するときの注意点 まんが解説 2ページ目大島てるをスマホで見る方法|炎マークの読み方と確認するときの注意点 まんが解説 3ページ目大島てるをスマホで見る方法|炎マークの読み方と確認するときの注意点 まんが解説 4ページ目大島てるをスマホで見る方法|炎マークの読み方と確認するときの注意点 まんが解説 5ページ目大島てるをスマホで見る方法|炎マークの読み方と確認するときの注意点 まんが解説 6ページ目大島てるをスマホで見る方法|炎マークの読み方と確認するときの注意点 まんが解説 7ページ目

まんがの内容は下の本文(出典つき)をもとに構成しています。

スマホで「大島てる」を開いたら、まず住所を検索し、炎マークを選んで掲載内容を読む。順番はこれだけだ。炎マークは「この住所には確認しておくべき情報があるらしい」という入口であって、契約してよいかどうかの答えではない。以下は、2026年9月5日に確認した公式画面をもとにしている(初出2026年7月、2026年9月5日に全面改稿)。

スマホで開くと最初に出てくる画面

大島てる物件公示サイトは、地図上の炎マークから、建物や場所にひもづけられた投稿を読むサイトだ。

同じ住所で「その土地に昔なにがあったか」を知りたい場合は、土地に昔何があったか調べる方法のほうが近い。建物と部屋の記録と、土地そのものの来歴は、別の資料でたどる。自分の住所そのもので数えるなら、住所を入れて、周り1kmの痕跡を数える。

2026年9月5日にスマホ相当の画面幅で開いたとき、画面はこうなっていた。

投稿の方法は公式ヘルプに案内がある。地図上の投稿したい場所を右クリック(またはCtrlを押しながら左クリック)して「大島てる物件を投稿」を選ぶと、投稿フォームが開く、という手順だ。これはパソコンでの操作として書かれていて、スマホでの投稿操作はヘルプに載っていない。

なお、運営体制や投稿の検証方法まではこの画面から分からない。画面構成は今後変わりうるので、日付つきの観察として読んでほしい。

住所から探す手順

  1. 「住所を指定して移動」の欄に、市区町村や町名を入れる
  2. 地図がその地域へ移動したら、数字付きの炎が見えるうちは拡大し、個別の炎に分かれるところまで近づける
  3. 炎を選ぶと、情報パネルに掲載内容が開く

新着情報の住所から個別の掲載を開き、そこから地図へ移る経路もある。狭い画面では情報パネルと地図が横並びになるため、地図全体を見たいときは横方向に動かす。端末やブラウザで表示は変わるので、ボタンの位置は自分の画面で確かめることになる。

スマホで確認する順番(2026年9月確認)を4段階で示した図。公式画面の複製ではなく、確認手順だけを再構成した自作図
スマホで確認する順番(2026年9月確認)を4段階で示した図。公式画面の複製ではなく、確認手順だけを再構成した自作図

炎マークを開いたら見る5項目

炎マークは、その位置に個別の掲載があるという入口にすぎない。開いたら、次の5つを分けて読む。

発生日と投稿日は同じとは限らない。本文の記述と、後から付いたコメントが食い違っていることもある。5つをまとめて「この住所で何かあった」と圧縮してしまうと、いつの話で、どこまで書かれた話なのかが消える。

炎マークを開いたら見る5項目を、出来事の日付からコメントと訂正の有無まで並べた図だ
炎マークを開いたら見る5項目を、出来事の日付からコメントと訂正の有無まで並べた図だ

炎の数や数字だけで地域を判断しない

広い範囲を表示していると、複数の掲載が数字付きでまとまって表示される。この数字は縮尺しだいで増えたり分かれたりする見え方の問題で、地域の危険度を測った指標ではない。

投稿がないことは、その場所で過去に何もなかったという証明にはならない。逆に、掲載内容だけで、契約の可否や告知義務の有無は決められない。どちらの向きにも、地図の見た目だけで結論を出さない。個別の掲載を開いて、内容と更新状況まで見る。

土地そのものに何があったかは、大島てるとは別の資料でたどる。旧版地形図、国土地理院の地形分類、自治体史、地名辞典の4つで、いずれも無料で確かめられる。手順は土地に昔何があったか調べる方法にまとめた。

投稿内容は別の情報で確かめる

各掲載について「誰が、どの資料で、どこまで確認したか」が、常に同じ形式で示されるわけではない。炎マークを見つけた段階では、まだ何も確定していないと考えたほうがいい。

やることは3つ。投稿本文と投稿年月日、コメントを読む。住所や部屋番号に食い違いがないかを見る。そのうえで、新聞記事や行政・警察などの公表資料にあたる。公表資料の探し方は事故物件の調べ方にまとめてある。

投稿本文を読み、住所や部屋番号の食い違いを見て、公表資料にあたる順番を示した図だ
投稿本文を読み、住所や部屋番号の食い違いを見て、公表資料にあたる順番を示した図だ

2026年9月5日に個別の掲載画面を見たときには、削除依頼を郵送で受け付ける旨の表示があった。訂正の方法や処理にかかる時間までは確認できていない。依頼が必要になったら、その時点の公式案内を確かめる。

告知義務のルールは大島てるの掲載基準とは別物

「事故物件なら不動産会社が必ず教えてくれる」と思っている人は多いが、そう単純ではない。

国土交通省は2021年10月8日に「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」を策定している。これは大島てるの掲載基準ではなく、居住用不動産の取引で、宅地建物取引業者が人の死をどう調査し、どう告げるかの一般的な考え方を整理したものだ。ガイドライン本文の要点は次のとおりだ。

告知の期間の目安について、賃貸借と売買の違いと、問われた場合は告げる必要があることを並べた図だ
告知の期間の目安について、賃貸借と売買の違いと、問われた場合は告げる必要があることを並べた図だ

告げる場合でも、故人の氏名・年齢・住所・家族構成や、具体的な死の態様・発見状況までは告げる必要がないとされている。説明が簡潔だったからといって、それだけで何かを隠していると決めつけることはできない。

このガイドラインは、令和6年3月時点の最新版の概要が国土交通省のページに掲載されている。個別の契約判断は物件と事情で変わるため、この記事や地図だけで決めず、取引を担当する宅地建物取引業者に確認する。

告知義務の範囲(告げなくてよい死・賃貸の概ね3年・売買との違い・まだ対象外の土地取引)は「事故物件とは何か — 告知義務の範囲と対象外をガイドラインで読む」にまとめてある。

不動産会社に聞くときの言い方

大島てるで見た内容を、そのまま断定して伝える必要はない。「ネットに出ていたから事故物件だ」と切り出すより、住所を指定して事実を尋ねる形のほうが話が早い。聞き方の例はこうだ。

この部屋と、普段使う共用部分について、人の死やそれに伴う特殊清掃の事案を把握していますか。売主・貸主への確認結果を、不明な点も含めて教えてください。

前の節のとおり、問われた場合は経過期間や死因にかかわらず告げる必要があるとされている。黙って待つのではなく、自分から質問の形にしておく意味はそこにある。ただし、質問しただけで過去の出来事をすべて確認できるとは限らない。業者が答えられるのは調査で把握した範囲までで、「不明」という回答もありうる。回答は口頭のまま流さず、メールや書面で残しておくと、後から自分でも確かめられる。

大島てるでは分からない土地の履歴

個別の掲載を確認できても、それで土地の履歴全体が分かるわけではない。旧河道、戦災、刑場や墓所、地名の由来といった記録は、別の資料をたどらないと出てこない。

たとえば大阪の千日前は、江戸時代に刑場と墓所があった土地で、明治期の移転後は興行街として発展し、現在の繁華街につながっている。時代が下って、千日デパート火災という戦後日本のビル火災史上最悪級の惨事もこの地で起きた。

痕跡マップに載っているのは、部屋番号や現在の住人ではなく、碑・寺社・遺構・公的資料で確認できる土地の記録のほうだ。事故物件の確認と土地史の確認は目的が違う。混同せず、別々に調べる。

土地のほうを調べる手順は土地に昔何があったか調べる方法にまとめてある。大島てるが建物と部屋の比較的近い時期の事案を扱うのに対し、旧版地形図や自治体史はその土地の数百年をたどる。同じ住所で両方を一度ずつ回すと、建物の事案と土地の来歴が分けて見える。

大島てるが扱う建物と部屋の比較的近い時期の事案と、旧版地形図や自治体史がたどるその土地の数百年を並べた図だ
大島てるが扱う建物と部屋の比較的近い時期の事案と、旧版地形図や自治体史がたどるその土地の数百年を並べた図だ

同じ住所で、ほかに調べられること

引っ越し先を調べている人と、自分の家のまわりが気になって開いた人とでは、次に見たいものが違う。

あなたの住所の周りに、どんな痕跡が残っているか。痕跡マップで痕跡濃度を測ってみる

この記事の場所のそばにある痕跡

千日前 刑場・墓所跡の周りに、ほかに何が残っているか。

千日前 刑場・墓所跡のまわりをひらく →

参考・出典

5件出典に基づいて掲載している

訂正履歴

公開後に内容を改めた箇所を、日付とともに記録している。

この記事について

この記事の場所や話について、知っていることを教えてください。

本ページの位置情報・年代・経緯は概略です。掲載内容の確からしさは、ページ内の根拠ラベル(資料確認済み・資料候補・伝承・噂)の区分をご確認ください。 私有地への立ち入りを目的とした利用はご遠慮ください。誤りのご指摘・削除依頼は運営までご連絡ください。